校区は阪井地区、重根地区、別所地区、東畑地区、汲沢地区の5地区からなり、平野部と山間部、また、農村地帯と住宅街が混在しています。

 学校は、校区のほぼ中心部の平尾が丘に位置し、東側に県立亀池公園が広がり、西側には海南市旧市街や紀伊水道が遠望できる、豊かな自然環境の中にあります。野鳥や小動物もたくさん棲息しているようです。また、巽幼稚園が併設され、巽中学校も隣接しているため、3歳から15歳までの子どもたちが一貫した生活を行える環境にあります。

 校区を横切る形で、野上鉄道線路敷地跡を活用した「健康ロード」が敷設されたので、住民の生活道としても、また、幼児児童生徒の通学路としても有効に機能しています。

  地域の産業としては、特に棕櫚産業や家庭日用品製造業などがあげられますが、近年、職業は多様化し、給与所得者世帯が多くなっています。

 本校の今年度の児童数は338名であり、特別支援学級を含め、15学級編成で日々の教育活動を展開しています。児童は男女ともに仲が良く、異年齢間の関係性も良好で、素直で明るく、毎日意欲的に学校生活を送っています。学習活動においても、真面目に根気強く取り組む姿が見られます。保護者は全て育友会員であり、役員・委員を核としながら育友会活動が活発に行われています。

 地域の皆さんは学校教育に深いご理解とご協力をくださり、学校への大きな期待もいただいています。きのくに共育コミュニティの取り組みの中、自治会や老人クラブ、各種団体の方々などの賛同を得て「たつみの子どもを育てる会」が組織され、子どもたちの安全確保・健全育成・交流活動等を目的として、児童の登下校の安全を見守るサポーターをはじめ、様々な参加体験型行事の開催やボランティア活動によるひとかたならぬご支援をいただいています。

学校紹介